新年のお慶びを申し上げます。
2020年は、思いがけないコロナウイルスの脅威によって、
私たちの生活は大きな変化と我慢を強いられました。
一方で、ひとりひとりが自らの生活の中から、安全を守り、
ストレスを回避していくことも合わせて求められるようになりました。
健康の概念は大きく変わってきています。
変化への適応力、自己管理能力、他者との関係から生まれる価値、
不確かさに対する耐性など、決して病気がないことに
限定することではなくなってきています。
そして、健康を個人の努力のみに委ねるのではなく、
社会として支援や環境を整備していく動きが大変活発になってきています。
その中のひとつである「社会的処方」という考え方に、
私はBCYのメンバーが活躍できる領域としての可能性を感じています。
2021年もオンラインの中でヨガを行う機会はまだまだ続くと思われます。
しかしながら、乳がんヨガの本質を学んできたBCYのみなさんには、
時空を超えて、必要としている人に、一緒にヨガをしてみませんか?という気持ちを
届ける力があると信じています。なぜならそれは、ともにあり、励ましたい、
というとても普遍的な想いだからです。
制約が多い時ほど、本質が輝き出してくると思います。
今年も、皆様によいご縁があり、ひとりひとりの取り組みが、
点が線、線が面とつながっていき、そして乳がんを取り巻く環境に、
ヨガというものが確かな温もりを添えてくれることを願っています。
BCY Institute Japan校長
岡部 朋子
愛知で乳がんヨガ指導者養成講座を担当している
山口明代(みつよ)先生、愛称みっこりん。
鍼灸師でもあるみっこりん先生から
クラスでも使える「ツボのおはなし」をお届けします。
※不定期連載となります
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寒くなってきました。
そこで、冷え症に良いと言われているツボをご紹介します。
知っている方も多いと思いますが、
万能ツボとも言われている【三陰交】というツボです。
三陰交⇒3つの陰(足の太陰脾経・足の少陰腎経・足の厥陰肝経)が交わるところ
なので三陰交といいます。
内くるぶしから指4本(3寸)上、骨の際のところです。
また三陰交は女性特有の不調にも効果的なので「女三里」とも言われています。
✿プチ知識✿
昔から「首」と呼ばれるところ(首、手首、足首)を
冷やしてはいけないと言われています。
それは、これらの部位の表面近くには太い動脈が通っているため
外気の影響を受けやすいからと言われています。
そのため「首」が冷えてしまうと冷たい血液が全身に巡るため
身体が冷えてしまうということです。
逆に温めてあげると血行が良くなるので、体が温かくなります。
首には総頚動脈⇒マフラーやストール等で温めて🧣
手首には橈骨動脈(脈をとるところ)⇒手袋で温めて🧤
足首(三陰交があるところ)には後脛骨動脈
⇒レッグウォーマーや足首まである靴下で温めて🧦
またお灸もお薦めです。
愛知で乳がんヨガ指導者養成講座を担当している
山口明代(みつよ)先生、愛称みっこりん。
鍼灸師でもあるみっこりん先生から
クラスでも使える「ツボのおはなし」をお届けします。
※不定期連載となります
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現代病と言ってもいいと思いますが、
スマホを見る人が多い時代です。
朝から晩まで、現代の生活にはかかせないものとなっていますね。
そのため、眼の疲れを訴える人がたくさんいます。
そんな時に押してもらいたいツボです。
◆攅竹(さんちく)
眉の内側にあります
視力を高めたり、眼の疾患などに効果的です。
◆目窓(もくそう)
瞳孔線上で髪の毛の生え際から上に1寸5分のところ
これも眼の疾患に効果的と言われています
また頭もスッキリさせてくれます
◆太陽(たいよう)
奇穴と言って14経に属さず単独で存在するが効果のあるツボです。
こめかみのあたり
眼の疾患だけでなく、片頭痛にもいいとされています。
左右の手を使って、真横からぎゅっと押して見てください
✿プチ知識✿
ツボには「穴性」と言ってツボの持つ作用と治効があります。
攅竹には去風(風邪を発散(除去)すること)、泄熱(熱を外に出す)、
明目(視力を高めること、眼の疾患に対して治療のこと)があります。
目窓にも明目があり、
太陽には眼の疾患、片頭痛以外にも歯痛や顔面神経麻痺にも効果がある言われています。