乳がんヨガ指導者養成&患者さまへのヨガ環境整備

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乳がんヨガ最新情報

2021年6月20日、BCY乳がんヨガアドバンスド指導者講座をオンラインにて初めて開催いたしました。
今回も函館から福岡まで、全国で活動されている乳がんヨガ講師が集まり、
より深く乳がんヨガについて学びの時間を共有していきました。

受講生より素晴らしいレポートが届きましたので、こちらで共有させて頂きます。

 

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典子先生(北海道)
アドバンスドは、テキストをパッと開いて見た印象は、ひとつひとつが壮大なテーマで、どこから手をつけて良いのか?と、感じますが、モデレーターの祐子さんの今まで積み重ねた学びのぎゅう~っと凝縮した言葉が引き金になり、つど考えを深めることができました。
正解の無い世界であり、まして生きる意味さえ失ってしまいそうな患者さんに、ヨガを通して心の変容をもたらす事を、非科学的なスピリチュアルでも無く、医療とともに全人性を持って見ていく。悩みも痛みも大切に抱えて、耐えていく中で生まれる寛容さ。
何故ヨガなのか?というエンボディーメントと実践。コロナ禍でなお重要さを増したニヤーサ(心をそこに置く)
アドバンスドは、「その人その人の生きるを尊重しサポートする」BCYならではの素晴らしい学びだと思いました。
受講生のみなさんのバックグランドや学ぶ理由も、ヒントと刺激になりました。

 

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美奈子先生(埼玉県)
今日は有意義な学びの時間をありがとうございました。
皆さんの乳がんヨガへの熱い想いにたくさんの刺激をいただきました。
私の中でさらに充実させて、クラスで実践していきたいと思います。
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平沼穂香先生(神奈川県)
ベーシックと同様に様々な人生背景や経験のある方々との講座受講で、乳がんヨガの場の多様性を感じられました。

その異なる経験や背景から、同じヨガのポーズを行うにしても別の発想が生まれたり、同じ発想が深められたり、とても良い時間が過ごせました。
今現在私の運営しているサロンのお客様も少しづつではありますが増えており、お客様の信頼の元に成り立つ空間をつくり広げていくために、精進し続けたいと思っています。

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Kairi先生(富山県)
今回の受講にあたり、9月に受講したBASICのテキストに目を通しました。
安全が第一であること、思いやりや否定しない心を持つこと、立ち位置はサーブであることなど、7つのガイドラインに沿って学び、乳がんヨガ指導者としての心得を学びました。
その後アドバンスドのテキストを開くと‥んーー??これは大変なことになった、と冷や汗‥(笑)
不安から入った今回の受講でしたが、座学での櫻井先生の丁寧な説明や、他の受講者の皆さんとのグループワークの中で、BASICでの学びを再確認しつつ、新たな「気づき」もたくさん得たように思います。
あらためて「ヨガは治療行為ではなく病状を変化させることはできない、
ヨガですべてを解決できるわけではない」ということを肝に銘じておかなくてはいけないと実感しました。
全人的苦痛の中にある患者さんを受け入れ、ヨガの中で「ゆっくりと心と身体を結んでいく感覚」を促していくこと=QOL向上の一助であると感じました。
今回のテキストの中で私が最も気になったのが「ヨガとエクササイズに違い」という項目でした。
私はこれまでどちらかというと「エクササイズ」をやってきた人間で、現在もエアロビクスやダンスの指導を行っています。
ヨガを学ぶ中でその2つの明確な違いをうまく説明できずにいましたが、テキストにある「3つの感覚」を知ることで差別化ができました。
乳がんヨガを指導するにあたり、反復や自分の感覚に意識を向ける「エンボディメント」を大切にお伝えしたいと思いました。
実は、今年の5月中旬から乳がん経験者向けのコミュニティ開設に向けて奔走しており、今週末6/27(日)初めて【モニターデモレッスン】を行う運びとなりました。嬉しい反面、初めて乳がん患者さんを迎えてのレッスンに緊張感いっぱいの毎日でしたが、今回の学びは、そのざわざわした気持ちを落ち着かせてくれました。受講して本当に良かったです。
まだまだこれからですが、先生方にたくさんのご指導をいただきながら勉強を続けていきます。乳がん経験者として、何かの、誰かの役に立てないかと学び始めたその気持ちを、今後もブレずに持ち続けたいと思います。ありがとうございました。
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益田 朋先生(広島県)
学ぶことで知識の土台ができていきます。繰り返し学ぶことでさらに気付くことがありました。
アドバンスド講座でさらに乳ガンヨガの大切さを実感できました。
必要とされる方へ乳ガンヨガが届きますように。私にできることを探していきます!また今回の講座で同県のインストラクターとのご縁をいただきました!横の繋がりも大切に活動をしていきたいと思います。
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ジェニファー先生(福岡県)
6時間も体力が待つかな?と、思っていましたが、本当に有意義な時間はあっという間でした。
受講前は身体も心も硬かったのが、心地いいふんわりした、きっと、櫻井先生の愛に包まれたのだと思います。
ぎゅうぎゅうでポーズを取るのも良し。ワークをシェアして、発表するのも、他の方の意見を聞くも為になり。
中でも、私にとって、乳がんの罹患された方の身体や心の状態を知れて、受講前の分からないことがあり過ぎるから、少しわかってきたように思えます。
あとは、その場、その人に寄り添い、よがの型にはめずに。クラス作りに始動していきたいと思います。
ご指導いただき本当にありがとうございました。

 

皆さん、素晴らしいご感想ありがとうございました。
アドバンスド講座担当講師 櫻井祐子

今後のアドバンスド講座の日程はこちらです。

乳がんヨガアドバンスド講座スケジュール

 

2021年06月27日 | 活動報告

医療の進歩により、病と共に生きる人々が今後ますます増えてくるだろう日本において、
患者様が生活の質を維持・向上させることは、喫緊の課題です。

BCYの協力団体である『日本ヨガメディカル協会』では、ヨガの手法を用いたヨガセラピーが患者さまの治療意欲や生活の質を向上させることができる手法であると考え、医療や介護などの現場に取り入れることを提案、推進しています。

呼吸を整え、気持ちを落ち着けこれまで感じていた緊張や不安を前向きな生活習慣に変えていくヨガセラピー。
『日本ヨガメディカル協会』では、ヨガセラピーの担い手を育成しています。

乳がん患者さんのためのヨガに加え、他のがん、精神疾患、シニア、更年期の方々等へのヨガセラピーを学び、取り入れたい方は、ぜひホームページをご覧ください。

一般社団法人日本ヨガメディカル協会HP → https://yoga-medical.org

講座案内 → https://yoga-medical.org/lecture/

2021年06月11日 | 関連情報

BCY Institute Japanもこの春で5年目を迎えます。
乳がん患者さんに伝えるヨガを学びたい、という方々と 学びの場を持たせていただいたことは、私どもにとっても深い学びとなり、そしてインストラクターの方々のみならず、患者さんを元気にしたい、という想いを持たれている多職種の方々とのご縁をいただきました。

思いがけずのコロナ禍により、養成講座の大部分がオンライン化されました。
もちろん、顔を合わせ、手を触れ合って学び合うことに及ばないこともありますが、一方で私どもの目標であった、47都道府県で乳がんヨガを受けられる環境を構築することが可能になりました。海外からもご参加をいただきました。

そしてこのたび、乳がんヨガのアドバンスド講座を開講いたします。
一般的にボディワークの医療への介入はその具体的な方法がイメージできず、また教える場によって指導の質にばらつきがあることから、介入効果の信頼性を高めることができませんでした。
そこで、私たちはシチュエーション別にどのような狙いでどのようなポーズを行なっていくか、を整理しました。そしてそれらを決まり切ったプログラムではなく、患者さん一人一人の今日の体調に合わせ、最適化していく力を養っていくことをプログラムの主眼としました。

一方で、BCYの乳がんヨガは一方的に与えるヨガではなく、患者さんと対話し、自立支援を促し、人や社会とつながっていくためのヨガであるために、社会での役割について深く考察する時間も設けてあります。

乳がんヨガに興味を持った方が、学び続けることの楽しさを当講座を通じ感じてくださり、その想いが立場や職種を越え伝播していくことを願い、開講のご挨拶とさせていただきます。

BCY校長
岡部 朋子

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