がん患者さん向けリストラティブヨガ指導者養成講座報告 2025年5月10日・11日に大阪で開催しました。
がん患者さんがストレスや緊張を強く感じている時期に、体を緩ませることで心を緩ませることのできるリストラティブヨガをお伝えしました。ご受講くださった方々は、多角的な視点に基づく座学に加え、様々なポーズを受け身で体験し、安定感と安心感によって体が緩み、頭の中が静かになっていくことを体感しました。ここでの実感は、実際にがん患者さんにリストラティブヨガをお伝えするときの糧になります。
講座の最後に受講生のお二人が私にポーズをつくってくれました。体の力がすぐに抜けていき講師を務めた緊張が緩んだ時間となりました。 がん患者さんをサポートする方々、がん患者さんご本人にもリストラティブヨガを知っていただき、生活の一助としていただけますよう、今後もBCYは講座開催を予定しております。
ご感想
・ヨガは長く続けてきましたが、このリストラティブヨガ講座は本当に大きな学びがありました。特に、「リストラティブヨガを行った時の神経の反射の流れ」を学べた事は、私の中でリストラティブヨガを行う核心的なものになりました。そして、真のリラックス、脱力は、練習していくものだということを身を持って体感できた事も大きな収穫でした。 「安心」は自分で作ることができるこの希望を、乳がん経験者の方はもちろん、必要とする方にお届けできるよう、私も練習を積み重ねていきたいと思います。そして、心安らぐ時間を共有していきたいと思います。
心のこもったご指導、本当にありがとうございました。
・2日間のリストラティブヨガ。とっても素敵な時間でした。ヨガの良さは分かっていたつもりではありますが今までアーサナを保持するなどどこか力が入ってしまっていた、ということにリストラティブを体感してみて、改めて気づきました。 自分自身でこんなにも居心地の良いところへ導いてくれることができるリストラティブヨガ。私自身のヨガ人生の中で革命が起きました。言葉ではうまく語れないけれど、doするのではなく、Be。今ここにいることに意識を向け、自分の感覚のままにボルスターへ身を委ねることのできた昨日今日の体験を忘れないようにしていこうと思いました。 喉と鼻が万全ではなく、周りには迷惑をかけてしまいました。しかし、だからこそ回復につながるヨガに意識を向けることができたのではないかとも思いました。
BCY がん患者さん向けリストラティブヨガ担当講師
秦 絵理子(大阪)