乳がんヨガ指導者養成&患者さまへのヨガ環境整備

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安全規定

BCYについて
私たち、BCY登録講師は、以下のルールを理解し、遵守します。

私たちは、乳がんヨガがヨガセラピーであるという理解のもと、それらの学びを深め実践していきます。
患者さま一人一人に寄り添い、共感を持って接し、ヨガのポーズ、呼吸法、瞑想といった乳がんヨガを通して、(乳がんヨガのポーズ、呼吸法、瞑想を通して)皆さまが今この時を幸せに生きるためのお手伝いを行なっていきます。

その上で、特に以下の項目についてルールを遵守します。

  1. 乳がんに関する医療意識を深め、学びを継続する必要があるが、医療内容や治療の是非については決して公言しません。
  2. 乳がんヨガにおけるリスクと、現時点で分かっている臨床結果を把握したうえで活動します。特にリスクにおいては、患者さまの心と体の安全を守るために、発言・行動します。
  3. 乳がんヨガは治療ではないこと、乳がんヨガをすることによって治療法に影響がでることはない、ということを理解し、患者さまに対しても誤解を招かないように発言に注意します。
  4. 乳がんヨガのセラピストは治療への評価判断をする立場にはないと認識します
  5. 標準治療は、手術などの現代西洋医療であり、補完代替医療はあくまでもそれをサポートするものであると認識します
  6. 仲間づくりをする過程で、その関わりが脅威にならないように気を配り、勧誘や販売の場とならないように注意します

具体例

  1. 医療内容や治療の是非については決して公言しません
    患者さま
    「抗がん剤治療がとても辛いと聞くので、やりたくないのですが、先生はどう思いますか?」
    講師
    「主治医はどうおっしゃっているんですか?そうなんですね。
    私は医療者ではないので、お答えできません。主治医にご相談くださいね。
    ここでは、ヨガを楽しんでいただいて、少しでも体や心が軽くなるようなお手伝いをしたいと思っています。」
  2. リスクにおいては、患者さまの心と体の安全を守るために、発言・行動します
    患者さま
    「リンパ節を郭清しているのですが、病気になる前にやっていたハンドスタンドやダウンドッグやプランクなど、思いっきり楽しみたいのです!気を付けますから、やってもいいですよね?」
    講師
    「やりたいというお気持ちなのですね。わかりました。
    ただ、最新の研究結果で、リンパ節郭清をした場合は強い負荷をかけると浮腫の可能性が高まるといわれいています。
    そのため、患者さまの安全のために、そのようなポーズは別の方法で楽しんでいただけるようにご提案しますね。
    浮腫を予防するために、ご理解いただければと思います。」
    患者さま
    「最近、ねじりのポーズをしたときに、痛みがありますが、どうしてでしょうか?」
    講師
    「そうなのですね。医療者ではないので、詳しいことはわかりませんが、ヨガをしている最中に痛みを感じたら、そのポーズをゆっくりと緩めるか、お休みしてみてください。
    安全を第一にしていきましょう。また、一度お医者さんにも相談してみてください。」
  3. 乳がんヨガは治療ではないこと、乳がんヨガをすることによって治療法に影響がでることはないと理解します
    患者さま
    「先生もヨガをして再発していないですし、やっぱりヨガは乳がんに効くんですね!」
    講師
    「私はヨガをしていて、今まで再発していませんが、今後のことはわかりません。
    ヨガをすると乳がんが治ったり、再発を防ぐという科学的な報告は今のところありませんので、ヨガは日々の生活を快適にするための一つの大切な時間であり取り組みであるとお考えいただければと思います」
  4. 乳がんヨガのセラピストは治療への評価判断をする立場にはないと理解します
    患者さま
    「Aさんは、○○という抗がん剤だったのですが、私は××という抗がん剤なんです。
    副作用もきついし、私にも○○の抗がん剤の方がよかったのではないでしょうか」
    講師
    「そうなんですね。私は医療者でないのでなんとも申し上げられません。
    どのような副作用を感じているのですか?一部の副作用はヨガによって軽減されるという報告がありますので、一緒にヨガを楽しんでいきましょう。」
  5. 標準治療は、手術などの現代西洋医療であり、補完代替医療はあくまでもそれをサポートするものであると認識します
    患者さま
    「ヨガを始めたら、副作用がきついホルモン剤の服用をやめられますか?」
    講師
    「ヨガは、ホルモン剤に変わる治療にはなりません。
    ただ、副作用の症状を軽減するという報告はありますので、ゆっくり取り組んでみましょう。
    まずはヨガを楽しんでみませんか」
  6. 仲間づくりをする過程で、その関わりが脅威にならないように気を配り、勧誘や販売の場とならないように注意します
    患者さま
    「このお茶、とっても効いたんですよ。あなたも飲むべきよ!」
    講師
    「ここでは、そのようなことは、お控えくださいね。」
◎ヨガセラピーに携わる立場としての安全・倫理規定は、協力関係にある一般社団法人日本ヨガメディカル協会の安全・倫理規定に準拠します。
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