乳がんヨガ指導者養成&患者さまへのヨガ環境整備

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乳がんヨガ最新情報

乳がんヨガを開催している、スタジオ・団体様のご紹介です。

今回はBCY登録インストラクターの長岡美奈子さんが担当されている「京都乳がんピアサポートサロン~fellows~」様のご紹介です。

代表の吉田羊子様よりご挨拶
フェローズリハビリヨガは、2016年からスタートしました。
それ以来、乳がん、リハビリ、の2単語にこだわり、ヨガを続けてきました。
そのこだわりへの継続がフェローズリハビリヨガにとって、重要であると考えています。
以下目指していることをまとめてみました。

【ポイント】
○呼吸 ○姿勢 ○瞑想

【効果】
○身体的効果…乳がん術後の後遺症への働きかけ、痛みからの解放
○むくみ
○腕の動かしにくさ
○痛み
○姿勢

○心情的効果…心への働きかけ…深い呼吸によるリラックス効果
○不安
○浮き沈み


○自己観察能力向上、自己認定力向上…元気に、笑顔で、無理しない

(BCY登録インストラクター)
長岡美奈子さんからのコメント

京都乳がんピアサポートサロン〜fellows〜代表の吉田さんと乳がんリハビリヨガを始めて9年目となりました。
コロナ禍でやむを得ず休講した期間を除き、月1回継続的に開催しております。初めて参加される方も、発足以来継続的に参加いただいている方々も、不安や体験談を交えながら楽しめる雰囲気のクラスです。
難しいポーズはありません。リラックスし、気持ち良い呼吸に合わせて適度に身体を動かし、ご自身のペースでヨガを楽しみ、心も身体も元気になり、明るく前向きに人生を歩んでいきたいと思います。

HP URL:kyotopeersupport.comをご覧下さい。

2024年06月29日 | 体験者の声
【乳がんヨガ指導者養成講座4月14日開催】
茨城対面+オンライン
対面4名+zoom6名
今回は東京や福島、関西から乳がん経験者とヨガ指導者医療関係者の方々が、茨城のスタジオに集まって下さいました。
体験談や現状などのシェアもありながら、集まって頂いた皆さんのお気持ちがとても真摯に心に響き、乳がんの方に《自分が何かできる事はないか?》《役に立ちたい》と皆さん共通の想いで集まって頂いた事に感動しました。
これから、ご自分の信じた道を楽しみながら夢に向かって進んで頂けるとBCY講師一同嬉しく思います。
各地域で乳がんヨガの輪が広がりますように。

今回は、乳がんヨガ指導者養成講座ベーシックにご参加頂き、本当にありがとうございした。

感想の抜粋です。
⚫︎本日は参加させていただきありがとうございました。
先生のお人柄、参加された方のお人柄、皆さん素晴らしく楽しく学ぶことができました。
まず感じたことが、面白い!そうそうそれが知りたかったんだ!と頷くばかりでした。
ヨガの一般クラスで感じた疎外感も、できないポーズがあって感じた挫折感も、声掛け・選択肢を提示することで参加者の方の気持ちに余裕ができ、私にもできるんだ、心地いい、楽しい、最終的には治療や人生に前向きになれる、そう思ってもらえると思いました。
グループレッスンのウォーミングアップのサンプルクラス、たった4つの動きを主導で進めることがこんなに難しいとは、、挫折までは感じませんでしたが、かなりの練習が必要だと思いました。
でも絶対乳がんヨガの先生になる!同じ病気の方のためになることをしたい!それが生き残った者の使命だと思っています。なんとなく生きてきた自分に、やりたいことが見つかりました。先生のクラスにも参加してみたいと思いました!

乳がんがつないでくれた良きご縁に感謝して、これからも一歩ずつ進んでいきたいと思います。

⚫︎ 対面かオンラインか悩み申込が遅れてしまいましたが、すぐに対応していただき受講することが出来ました。ありがとうございました。対面4:オンライン6の参加でしたが、オンラインの見え方の反応も気遣っていただいて分かりやすかったです。
治療経験のある方もいらっしゃっていて、どのようなことが辛いか実体験を聞かせていただけたことも大きな学びでした。
ベーシック基礎編として、ヨガセラピストとして伝え方がメインだったのですが、『治療段階とポーズ』のような内容をもう少し詳しく知りたいと思いました。
しかし、みつ先生の乳がんヨガ参加者さんへの思いやセラピストとして自分と他者を大切にする思いがとてもよく伝わってきました。
少しでも早く乳がんの生徒さんにためになるヨガを提供したいという思いもありましたが、近くで活動していらっしゃる先生の講師紹介の写真を拝見して、直観でこの先生に教えていただきたいと思って無理を言って参加させていただきました。直観は、当たっていました!
先生のお話を聴いて、生きるっていいなあヨガっていいなあ、それを伝えたいなあと再認識させていただきました。
先生の「目を閉じて今どんな風が吹いていますか?のフレーズ」優しい響きで私の中にあたたかい風が吹きました。

また、みつ先生の講座を受講したいと思いました。

⚫︎ 本日は大変お世話になり、ありがとうございました。
先生の柔らかい雰囲気に影響され、講義中は笑顔でいる時間が長かったように感じます。
とてもわかりやすくご説明いただき感謝申し上げます。
声のかけ方一つで受け止める側の心情が変化することを教えていただき、身の引き締まる思いで受講しておりました。
また、一緒に受講した方々も素敵な方ばかりで、実際にお会いしてゆっくりお話しができたらと感じました。
本日受講した内容をしっかり復習して今後に生かせるよう努力して参ります。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

⚫︎ 乳がんヨガを分かりやすく教えていただき、その奥深さや意義の高さに感激しました。
また、自分では無意識で型通りにポーズをとろうとしていて、それが乳がんヨガでは無理に繋がる可能性にも気付かされ、視点を変える必要があることを実感しました。
みつこ先生の温かい語り口とお人柄に触れながら、来月のアドバンスドでもさらに深い学びが得られることを楽しみにしています。

⚫︎ 本日は貴重な講座を受講させていただき、ありがとうございました。
乳癌の方だけでなく、病気を患っている方は、不安を抱えて生活をしていて、自律神経も乱れがちだと思います。そのような中で、少しでも気持ち楽になるように、また少しでも不安を忘れる時間ができるように、1つの方法にヨガがあると思います。
ヨガしている間は集中していて、不安を思い出すことない。そのような時間を増やしていけたら、自分を癒やしいけるのではないかと思いました。
乳癌ヨガは、一般的なヨガと違い、自己肯定感を高めていき、成功体験を積んでいく。
痛い時は無理をせず、誰とも比べることがない今できるBestでよい。
ヨガをお伝えする際にはBestなヨガができるように、気を遣った声掛けや、選択肢の誘導が必要であるということが分かった。
私も乳癌との告知を受けた際、かなりのショックと不安が混在しましたが、癌の正体が少しづつ明らかになってきてからは、癌の治療が一段落したら、自分がやってみたかった事に挑戦してみようかな!と強く思うようになりました。

ヨガ、整美体ヨガ、メディカルヨガ、乳がんヨガ、インプットだけして、アウトプットができていない事。一歩踏み込めないでいた、ヨガを皆にお伝えしていくことを。みつ先生、本日一緒に受講された皆様、貴重な時間をありがとうございました。

⚫︎ みつ先生の明るさや優しさにとても安心して受講することができました。
そして、乳がんヨガの考え方にとても共感し、自分の指針となる部分を再確認することにもつながりました。ヨガを通じて、今を生きることをどう捉えるか、過去や未来に囚われすぎずにどう進むか、これから乳がんサバイバーの方の受け皿になりたい自分のありかたに目を向けることができました。
ヨガの動きや誘導の流れやポイントは掴めましたので、やりたい事の中に取り入れる事ができると思います。
また、参加者の方のほとんどが乳がんサバイバーの方で生の声を聞くことができて、とても参考になりました。
とても充実した時間をありがとうございました。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
報告でした。
BCY講師担当 横山みつ子
2024年04月27日 | 活動報告

新年度が始まり、皆様におかれましてはますますご健勝のことと心よりお喜び申し上げます。
昨年度も一般社団法人BCY Institute Japanの活動へのご理解とご協力をありがとうございました。桜の季節と共に始まる新しい年度におきましても、乳がんヨガの普及と実装に向け、みなさまと共に歩みを進めていく所存です。

代表理事を務めさせていただいております私岡部朋子は、現在京都大学院の医学部にて公衆衛生と健康情報を学んでおります。新年度のご挨拶に代えて、大学院で得られた学びについてお話しさせてください。

世界中の研究者たちのたゆまぬ努力により、乳がんとヨガに関するエビデンスは年々充実してきております。エビデンスに基づく医療とは、科学的根拠に基づいた医療であるため、エビデンスが最優先されるすべきであるという誤解があります。
本来の意味のエビデンスに基づく医療とは、エビデンスを医療における不確実性を減らすための根拠として参照しつつ、医師自身の経験、そして実際の患者さんの状況を総合的に判断し、患者さんが良くなる確率の高い医療を提供しようというものです。
そこで大切になってくるのが、患者さんがヨガを通じて得る経験です。ヨガをすることに対し、不安があったり、またヨガをすることにより、心身へのダメージがあったりしないように提供する側は心がけていかなくてはならず、BCYは指導者養成講座を通じこれらの解消に取り組んでまいりました。

2024年度、BCYはこれまで以上に患者さんへのアプローチを強化してまいります。BCYはこのたび、患者さん向けのウェブサイトをオープンいたしました。乳がん・がん患者さん向けヨガ情報
どんなに優れたエビデンスがあっても、必要としている人にとってアクセスが良くなければ
活用していただくことができません。また、乳がんヨガをまずは「体験」できるようなワークショップも開催していきたいと考えております。

また、近年においては、医療は患者や市民と医療者が協創していくものであるという考え方が広まっています。乳がんヨガを通じて得られた経験を、患者さんからフィードバックいただける仕組みの構築も必要だと考えております。海外ではすでに「Patient like me」という、患者さんの語りを共有するプラットフォームでヨガの経験が語られています。日本においても、医療従事者の方が患者さんからヨガの経験についての語りを耳にした経緯から、乳がんヨガに対するお問い合わせをいただくことも増えてまいりました。大変嬉しいことであり、一人でも多くの患者さんに良い経験をしていただけるよう、さらに取り組んでまいりたいと思います。また、患者さんのみならず、医療従事者の方々にも私たちの活動や患者さんの経験を知っていただけるような機会の創出にも取り組んでいく所存です。

皆様のご支援とご協力を賜りながら、より良い社会貢献を果たしてまいります。本年度もどうか一般社団法人BCY Institute Japan をよろしくお願い申し上げます。

BCY代表理事 岡部 朋子

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