乳がんヨガ指導者養成&患者さまへのヨガ環境整備

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医療者メッセージ

医療者の皆様へ

乳がんヨガにご賛同いただいている医療者皆様からの
メッセージを掲載させていただきます
*医療機関名50音順にて

一般社団法人 CAN net 代表
腫瘍内科医 

杉山 絢子 医師

人は誰しも、ゆっくりと体が変化し、バランスをとりながら年を重ねていきます。
がん・病気、それに伴う治療は、年齢の変化よりも急激に人の体と心を大きく揺さぶります。
そういった変化と上手くバランスをとりながら付き合っていくプロセスが、その人自身を成長させ、より良い人生に導いてくれるのではないでしょうか。
バランスをとるための一つのきっかけをヨガは与えてくれるのではと思います。
特定の考えに偏らず、医療者とも一緒に病気経験者に寄り添ってくれるヨガの指導者が増え、病気をしてもその人らしいより良い人生を過ごせる方が増えていきますように。応援しています。
川口市立医療センター

中野 聡子 医師

乳がんを経験した方は、手術や薬物療法によるボデイイメージの変化や、更年期障害、脱毛、悪心、易疲労感などの副作用と、病気にまつわる心配事で気分の落ち込みもあることと思います。
気分転換に旅行と思っても、温泉はちょっと恥ずかしかったり、荷物を持つのも体の負担ではと思ってみたり、運動と思っても、今までやっていないエアロビも難しいし、ウエイトトレーニングはやっていいのかわからないし、と心配は尽きません。
ヨガは、体の負担も少なく、ゆったりとした気分になって、汗もかけます。アメリカでも心理的、身体的効果が報告されているようです。
そんなヨガを、乳がん患者さんに提供できる指導者を育成する団体を立ち上げると伺いました。
病院とはまた違った方向からの乳がんの方達のサポートになると思います。
みなさんのご活躍期待しております。
九州医療センター

中川 志乃 医師

2年前福岡で開催した乳がん患者さんのための会に岡部朋子先生を講師としてお招きし、乳がん患者さん、そのご家族、医療者とともに初めてヨガを体験しました。
ヨガの知識が全くなく身体が硬いから無縁!と思っておりましたが、やってみて感じた「心地よい」違和感。乳がん治療中でもサバイバーでも誰でも安全に行えるヨガの存在を知りました。
普段無意識に行っている呼吸がやり方ひとつで「心地よい」ものに変わる。日本全国どこでも安全に多くの方がヨガの力を感じることのできる環境づくりを応援します。
国際医療福祉大学医学部
心療内科学

岡 孝和 医師

BCY Institute Japanの設立、おめでとうございます。
乳がん患者およびサバイバーの皆さんに対するヨガは、ヨガの臨床研究の中でも最もエビデンスのある領域であり、また、わが国でも必要とされている領域です。
ヨガを通して、一人でも多くの乳がん患者/サバイバーの皆さんが、日常生活で感じている不安や落胆、自責、様々なストレス、そして不快な症状が軽くなり、自分らしい生活を営めるよう、またBCYが、そのような機会を提供できる場となるよう、そしてBCYが、乳がんヨガを指導するヨガ指導者の皆さんの交流、研鑽の場、プラットフォームとなることを期待します。
埼玉医科大学総合医療センター
ブレストケア科

矢形 寛 医師

私はこれまで多くの乳がん患者さんと関わってまいりました。
皆さんが本当に頑張って乳がんと立ち向かい、ご自身の生活を営んでいる姿を、いつも素晴らしいと感じています。
そんな皆さんの笑顔をもっとみられたらと日々考えています。
BCY Institute Japanは、ヨガを通して乳がん患者さんの笑顔を増やす努力を続けており、そんな彼らを私も応援しています。
そして、何があっても「明るく、楽しく、元気よく」を皆で目指していきましょう。
埼玉県立がんセンター医師
乳腺外科医 

(匿名)

乳がんの治療中・治療後に適切な運動を行うことは大切ですが、一人ではなかなか続かないこともあるのではないでしょうか。
乳がんの患者さんがリハビリヨガを始めることにより、自分に合った負荷の運動を定期的に行うことができ、手術後の可動域制限などに対するリハビリの効果もあると思います。
また、同じ病気の方と一緒にヨガをすることにより関係性ができ、社会復帰の一助にもなると感じています。
BCYの活動により、乳がんに対するヨガが一層普及することを応援しております。
札幌医科大学附属病院
リハビリテーション科

土岐 めぐみ 医師

BCY Institute Japanの設立、おめでとうございます。
乳がんに対するヨガの効果は、海外で数多く報告されています。厚生労働省の「統合医療」情報発信サイトには、乳がん治療に関連したヨガの研究論文が紹介されています。
術後早期の合併症の減少や、QOL(生活の質)を高める事、身体活動の改善、化学療法や放射線療法に伴う副作用の軽減が期待でき、倦怠感やストレス・不安感などの対処法として、ヨガが勧められています。
日本では、ヨガだけでなく通常の運動療法を受ける機会も十分ではありません。
一人でも多くの方に、運動やヨガが心も身体もケアしてくれるということを知って頂きたいと思います。皆様のご活躍を祈念しております。
新都心レディースクリニック

甲斐 敏弘 院長

このたびは「BCY institute Japan」の設立おめでとうございます。
皆様の活動がさらに一段階大きく育っていくことになりますね。
これまでのご努力に敬服いたします。
指導者育成と継続的教育がさらに全国的な拡がりをもって行われ、 全国の数多くの乳がん患者さん達の福音となりますようお祈りいたします。
陰ながら応援しています。
二宮病院
乳腺外科

二宮 淳 医師

この度はBreast Cancer Yoga Institute Japanのご開設おめでとうございます。
私は小さな個人の病院で乳がんの診断・治療に携わっておりますが、最近の乳がん患者さんの増加には驚いております。
実際、日本における乳がん患者さんは増えており、今では11人に1人が罹るとも言われています。
乳がんの治療では手術の他、抗がん剤やホルモン剤を用いた全身治療が行われることも多く、手術後の痛みや、治療の副作用で辛い思いをされている方も多いかと思います。
その一方で、日本の乳がん患者さんは40代後半から50代前半の比較的若い年齢層に多い特徴があり、子育て世代にも多いことから、治療以外の悩みごとも多いことが容易に想像されます。
何らかの支援の必要性を感じる訳ですが、医療者だけでは対応が困難なことも多く、支援ツールの一つとしてメディカルヨガには大きな期待をよせるところです。
ヨガは身体機能の改善の他、精神面においても良い効果がみられ、QOL改善に役立つ報告があります。私が診ている患者様の中にも、ヨガに興味関心がある方は多く、通われている方は確かに良い表情をされています。
私の病院が事務局になっておりますが、埼玉県内の乳がん診療に携わる医師を中心とした埼玉乳がん臨床研究グループ(SBCCSG)でも、埼玉医科大学総合医療センター矢形寛先生を中心に乳癌術後の方を対象に、ヨガのアンケート調査を行っております。
医療におけるヨガの理解が深まることを期待しております。
日本医科大学武蔵小杉病院
腫瘍内科

勝俣 範之 医師

がん患者さんに関するヨガの効果は、多くの医学研究結果により、がん患者さんのQOL(生活の質)を改善し、不安や抑うつを改善、睡眠障害を軽減させるエビデンスが証明されています。
がんの代替療法にはさまざまな種類がありますが、ヨガのように、きちんとした医学研究で効果が証明されたものは非常に少ないのが現状です。
ヨガはご自身でできる比較的簡単にできる代替療法の一つですので、是非お勧めしたいです。
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