乳がんヨガ指導者養成&患者さまへのヨガ環境整備

乳がんヨガ最新情報

リンパ浮腫について

埼玉県でヨガを教えられているのっち先生がリンパ浮腫についてまとめてくださった情報共有させていただきます。

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リンパ学会2015市民講座の内容です。
間違っている(勘違いしている)場合は遠慮なく指摘してください!
リンパ浮腫は、乳がんや子宮がんなどの手術で
患部周囲のリンパ節を切除(郭清)した場合に起こる可能性のある合併症です。
乳がんなら上肢周辺、子宮がんなら下肢がむくむのがその症状です。
http://ganjoho.jp/public/support/condition/lymphedema.html
詳細は↑このページを。

リンパ浮腫の厄介なところは…
・術後何年経っても起こりうる
・発症したら一生治療が必要
軽快、現状維持はあっても完治はないということのようです。

<発症危険因子>
・過労働
・感染(けが、ささくれ、虫刺され、水虫、日焼け、土いじりなど)
・肥満
<予防に大事なこと>
・定期測定(自分の状態を知る:未発症なら数か月に1度でOK)
・無理をしない(メリハリをつける)
・スキンケア、スキンガード
・体重キープ

上記のうち、ヨガに関わってくるのは、過労働の部分だと思います。

腕だけでなく、全身の疲れも危険因子だそう。
使いすぎない、疲れないように気を付けること、
疲れを感じたらしっかり休むこと。疲れを溜めないことが大事。
じゃあ腕は使わない方がいいのか?というとそうではなく、
流れを良くするためには適度な運動が必要です。
「乳がん術後リンパ浮腫とウエイトリフティング」という臨床試験では、
リンパ浮腫発症、未発症ともに、ウエイトリフティングを行った群の方が
症状が軽快したり、発症率が低かったという結果も出ています。
(昨年のやよい先生の講座でも取り上げられていました)
やたらと患肢をかばうことはないし、ある程度の負荷は必要なので、
今日話題にした四つん這いやダウンドッグは短時間であれば
決してNGではないと思います。

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ここからは個人的な思いです。長文です。
インストラクターではなく、乳がんになってヨガを始めた一患者の意見として
お読みいただけたらうれしいです。
私は術後もゴルフを続けたかったので
「他のどんな治療でも受けるので、リンパ郭清はしないでください」と
術前にお願いしたくらいリンパ浮腫にビビってました。
願いむなしくがっつりリンパ郭清、リンパ浮腫は他人事ではなくなりました。
術後、腕に負担がかからない運動、と消去法で選んで始めたヨガですが
Cat&Cow、ダウンドッグ、プランク、チャトランガ、
マツヤアーサナ(体の下に腕を入れる)…浮腫るー!とビビること多数(笑)
最初はシャバアーサナから起きる時に患肢を下にして横向きになることすら
怖かったです。患肢が右なので「なんで右が下なの?意味あんの?」
といつもドキドキしてました。
(夜寝る時はクッションなど入れて患肢を挙上しろと指導されるのです。
術側を下にした横向き寝が怖くなくなるまで数年かかりました)
動ける割に腕が根性なしで、ちょっと加減を見誤ると
患側に下着の跡くっきり、背中から二の腕がだる重~くなります。
明らかに太くなっていて慌てて挙上することも。
痛いからできないことはあきらめがつきますが
怖くてできないことは認めるのに時間がかかります。
認める(気づく)ことこそヨガなのだと今はわかります。
でも、マイペースでOKと言われても、一般のクラスで
ひとりだけ反対向きに寝るのはやっぱり抵抗があるし、
ポーズも体が動くからやる→腕重くなる→反省、そんな繰り返しです。
ビビりながらもヨガを続けたのは、

「理由はわからないけど、終わると気持ちがクリアになる感じ」がよくて。
だったらヨガの良さはそのままに、怖くないクラスがあったら絶対いい!
というのが患者さんだけのヨガクラスを作ろうと思ったきっかけです。
ちなみにNYOGAは乳がんのみ対象なので、私基準(笑)で怖いポーズは
行っていません。物足りなければ一般クラスへと割り切っています。
がんクラスだからこそ、「怖い」気持ちに対応できたら、
参加者さんの安心感がアップすると思います。
声のかけ方ひとつで怖さが和らぐこともあるかもしれないですし。
みなさんでそんなことも検討できたらうれしいなぁと思った次第です。
長文投稿失礼しました。

リンパ浮腫:[がん情報サービス]
国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービスのウェブサイトです
GANJOHO.JP

(注)本記事はBCYの前身であるルナワークスの乳がんヨガHP当時のものとなります。
2015年05月20日 | 体験者の声
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