乳がんヨガ指導者養成&患者さまへのヨガ環境整備

BCY Facebookページ BCY Twitter BCY Instagram BCY Youtubeチャンネル

乳がんヨガ最新情報

2023年、新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年も皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

旧年中は私ども一般社団法人BCY Institute Japanをご支援いただき厚く御礼申し上げます。新年のメッセージとして、私が現在通学する京都大学の授業での学びをご紹介させていただければと思います。乳がんヨガに興味を持たれる方の多くの方が、ヨガで健康になることを期待されています。では、乳がんを経験された方にとっての健康とは何でしょうか?
健康の定義は、今から76年前にWHOで定義されたものです。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

「健康とは、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であり、単に病気がないとる意識を持つことで、日々充実しか虚弱でないということではない」

病気と共にあっても健やかにいられることにおいては、乳がんヨガを実践されている方の多くが実感されているところだと思います。
これに対し、2011年「社会的、身体的、感情的困難に直面した時に発揮される適応・変化(adapt)と自己管理の能力を重点*」 という新たな定義が提案されています。
Huber M, et al. How should we define health? BMJ. 2011.

2022年は乳がんヨガのアドバンスド講座が始まりました。そこでも、ネガティブケイパビリティという概念を取り上げています。困難に直面した時に、どうやってそれを受け入れ、共に乗り越えていくか、薬ではない支えとしてヨガが生活の中から果たしていける役割は大きそうです。ぜひ、2023年、この新たな健康の概念を時々思い出していただき、大切な人とのヨガの時間を過ごしていただけましたらと思います。
皆様、そして皆様と関わりのあるすべての方が、ゆっくりとした呼吸と自分を大切にすて過ごされますことを願っております。

代表理事 岡部 朋子

p.s.
私ごとで恐縮ですが、2023年3月、乳がん支援チャリティ枠で、名古屋ウィメンズマラソンに挑戦します。人生初めてのフルマラソンです。
BCY Institute Japan の設立を応援してくださった、故 矢形寛先生もマラソンランナーで、市民公開講座の控え室で、「乳がんの患者さんにはとにかく何でもいいから運動をしてほしい、そのきっかけにヨガがなるといい」というお話をしてくださったことを今でも覚えています。この3月で住み慣れた名古屋から東京に転居します。名古屋の最後の思い出への背中を押してくれたのは、私の25年来の朋友が昨年名古屋ウィメンズを見事完走し、ティファニーのネックレスを掴み取った姿でした。彼女も乳がんのサバイバーです。フルマラソンは体に良い悪い、賛否両論ありますが、乳がんヨガの普及を願い、完走を目指したいと思います。

BCYへのお問い合わせ