BCY Institute Japan とのご縁を通じ、乳がんヨガに関わってくださっている皆様、 本年も当団体の理念と活動にご賛同をいただき、心より感謝申し上げます。年末のご挨拶を申し上げます。
私ごととなりますが、今年一年、学生として医療の流れを学びながら、特に印象に残ったことがありました。
それは、今後「患者の参画」が確実に推進されていくということです。
乳がんヨガと出会った患者さんが、治療という能動的な取り組みだけでなく、自分自身と対話するという、一見すると受動的、不動的な介入が、今の自分には必要なものであった、これからの生を見直し、豊かにするものであった、という声が、今後さらに広がっていき、患者参画のムーブメントともに、より患者さんがアクセスしやすいサービスになっていくことを願っています。その、一翼をパイオニアとして担っていくのが、BCY Institute における乳がんとヨガに関する包括的な学びであると考えています。
どんな嵐が来ても、台風の目の中心には、静けさと安寧があります。 ヨガに共通した訓練というものがあるとすれば、周りに振り回されず、自分自身といつも一緒におり、穏やかにいることでないかと思います。
2022年も、平和を祈りながらも様々な試練がある一年かもしれません。それでも、皆様ひとりひとりが、ヨガがあってよかった、と思っていただけること、そしてその機会を、「鼓舞や啓蒙」だけではなく「環境の整備」として伝えていけることが、BCYという学舎の底力ではないかと思っております。
皆様の年末年始が、どうか健やかで、今あるこのかけがえのない命に感謝できるものでありますことを願っております。
校長 岡部 朋子