リストラティブヨガの学びにようこそ!
リストラティブとは、「再構築する」という意味の英語ですが、羽を休めて元気になってそれぞれの持ち場に戻っていくことを目的としています。
元気になって、というのは病気を完治させて、ということではありません。病気の中には、病気と共にしばらく一緒にいなくてはならない状況もあります。症状は落ち着いたけれどまだ羽を休めていたい気分という方もいるかと思います。私自身、病気ではありませんでしたが、立ち直れないようなストレス下にあった時にリストラティブヨガと出会いました。そして羽休めが「練習」できるようになることに大変驚きました。嬉しいことに、羽休めは繰り返し練習することで上手に練習できるようになるのです。繰り返していくうちに上達が自分の心と体で分かりやすく感じられる練習であることがさらに練習を楽しくします。
安らぎは休んで元気になることを体感している人にしか伝えられません。リストラティブヨガの練習は、方法論や技術を学ぶことよりも、自分自身の羽休めの練習を上達させることです。リラックスというと、多くの方が心をリラックスさせることだとだと思っているかと思います。しかし、リラックスは本来、心でするものではなく、体の緊張を緩めて心を緩めることです。体が緊張している限り、心が緩むことはありません。今という時に自分がいることを溶け込ませることも大切なコツになります。
ぜひ本講座で、上手に体の緊張を解いて休む練習に耽ってください。リラックスが、身体から始まり、今という時間にふけこめるかにかかっていることを理解していただけるかと思います。
BCY Institute Japanによるリストラティブヨガに特化した本講座が、医療とは異なる側面から患者さんを支え、患者さんがしっかりと治療と向き合い前に進んでいける一助となれば幸いです。
BCY校長 岡部朋子